【備忘録】入学に際してノートパソコンは大学生協が推薦する機種を購入するべきか否か【人による】

 

 

子が入学予定の学校からノートパソコン(以下PC)の推奨仕様が示された(入学案内8p)ので、内容を検討して購入した。アップルPCの仕様も併記されていたが、使用経験がなく知識がないため検討対象外とした。

 

前提条件として、子は現在PCを所有していない。そして保護者(自分)は事務作業で毎日毎日毎日毎日PCを使っており、そこそこ知識はあるが詳しくはない。職場のPC作業ではショートカットなど操作方法に関する知識は必要だが、機体は支給されるため性能について詳しくある必要がないためだ。

この機会に改めて調べたので、内容を備忘録としてまとめておく。

 

なお大学生協のガイドブックに提示されていたPCの仕様も併記しているが、全体に学校仕様より上級スペックであった。(入学準備読本34p)

ちなみに生協の推薦機種は、オリジナルモデルのPanasonic Let's noteで税込み229,800円、重量1.1キログラム、4年間の動産保険とケースが付属。

 

検討の結果、生協推薦機種までの能力は不要と判断。学校推奨仕様に近いモデルを直販13万5千円で購入した。

 

生協機種のスペックをカカクコムで見たところ、オリジナルモデルのため同条件の機種は存在しなかった。推奨された条件を概ね満足したのは富士通の直販モデルで、価格が18から19万円程度であった。よって、画面サイズや重量、動産保険まで勘案すると、生協機種も高額過ぎるとまでは言えないとも感じた。

 

1 学校と生協からの推奨スペック

番号

項目

学校推奨

生協推奨

1

OS

Windows 11以上

同Pro

2

CPU

Intel Core-i5相当以上またはAMD Ryzen 5相当以上

同12世代 Core-i7 Alder Lake Pシリーズ nonVPro)

3

メモリ

8GB以上

16GB

4

記憶装置

SSD256GB以上

左と同じ

5

ディスプレイ

対角10インチ以上

14.0型QHD TFTカラー液晶2160×1440アンチグレア

6

バッテリ

駆動時間8時間以上

17時間

7

Office

なし(包括契約で365利用可能)

左と同じ

 

大学からの入学案内には、上記以外にもLAN、入力装置、画面出力、音声入出力、USB端子、セキュリティソフト、インターネット環境などについても記載があったが、一般的なPCには搭載されているような内容であったため、省略する。

 

検討にあたり各項目の内容を検索し、カカクコムの検索条件に入れたり出したりしながら比較して機種を選定した。

 

以下、各項目の概要を記す。

 

2 OSについて

Win10はサポートが終了するので選択外。

マイクロソフトは、2025 年 10 月 14 日まで、少なくとも 1 つの Windows 10 リリースを引き続きサポートします。

learn.microsoft.com

 

Win11のProとHomeの違いについて、前者には暗号化や情報保護機能が付与されている。後者でよい。

Windows の比較表

Windows 11 の新機能を確認して、Widnows 10 と比較し、あなたに最適なバージョンの Windows を見つけましょう。

www.microsoft.com

 

3 CPUについて

13世代が最新。

インテル社のコア9シリーズが最上位で7、5、3と続く。

インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー - 最新世代の Core™ プロセッサー・ファミリーを表示する (intel.co.jp)

しかし、処理能力は各世代各シリーズで異なるため、品番によってベンチマークとなるスコアを確認する必要がある。一般用途であればスコアは8,000程度で十分なもよう。

12世代のコア5でよかろう。

 

CPUについては下記のまとめサイトを参照した。

pcrecommend.com

 

現在家庭で使用しているPCはAMDのA4という低スペックCPUを搭載しており、スコアは1,212であった…高度な処理をさせていないので、これで十分…

 

ちなみに生協推奨仕様に記載されていたCPUデータのうち「Alder Lake」は開発コードネーム、「Pシリーズ」は型番末尾記載の主用途で動画やゲーム向けを示すもの、「nonVPro」はビジネス向けでないの意(VProはネットワーク経由で多数のPCを一括管理できる)。

このあたりのデータは詳細に記載してあるように見えて、検討には不要な情報と感じた。

 

4 メモリについて

メモリは8GBあれば十分と判断。動画編集やVRなど負荷の高い作業に取り組むとなると16GBクラスが必要になるようだ。

 

5 記憶装置について

モバイル用途なのでHDDでなくSSD一択、容量は256GBでよいと思われ、不足なら整理整頓か外付け購入で対応可能。

 

6 実際に購入したのは

Dynabook GZ/HV価格・com限定モデル オニキスブルー

135,080円(税込み、送料無料)

(型番)W6GZHV5CBL

Windows 11 Home 64ビット/13.3型FHD/インテル Core i5-1240P プロセッサー/256GB SSD/インテル Iris Xe グラフィックス/Officeなし 

 

番号

項目

学校推奨(再掲)

購入品

1

OS

Windows 11以上

Windows 11 Home

2

CPU

Intel Core-i5相当以上またはAMD Ryzen 5相当以上

12世代Core i5-1240P

(スコア17,344)

3

メモリ

8GB以上

8GB

4

記憶装置

SSD256GB以上

256GB SSD

5

ディスプレイ

対角10インチ以上

13.3型FHD

6

バッテリ

駆動時間8時間以上

約24.0時間

7

Office

なし(包括契約で365利用可能)

なし

重量875グラム(非常に軽い)、2022年7月発売、ACアダプタ(256グラム)が2セット付属していた。3月13日発注、3月15日到着。3月21日現在で在庫なし。

 

7 動産保証について

生協推奨機種に付帯されていた保険だが、各メーカーに同種の保証が用意されており、ダイナブックを例にとると4年間で「安心延長」24,200円か「プレミアム保証」29,700円(いずれも税込み)。大切に扱ってほしいとの願いを込めながら、今回は申し込みをしないでおいた。頼むから落としたりしないで。

dynabook 延長保証サービス|サポート|dynabook(ダイナブック公式)

 

おまけ

生協推薦PCの仕様を見ても妥当か判断できず(ちょっと高い感じもしたので)調べたのだが、仕事と家事の合間で2・3日かかった。学部学科により求められるPCのスペックも幅があるはずなので、生協だったらいずれにも対応できるような上位スペックを提示しているのだろう。進学で転居となると準備や手続きが膨大で検討の時間がないこともあるだろうから、このPCを選択しても悪くはないと思った。

 

思ったのだけれども、結果的には別の買い物をしたのであった。

 

なお、季節柄在庫が品薄になりやすいようなので、早めに購入したほうがよいようだ。