2024-04-28 日
連れ合いに誘われて鑑賞
もやもやと考えさせられる作品であった
RYUICHI SAKAMOTO + SHIRO TAKATANI「TIME」 | ロームシアター京都 (rohmtheatrekyoto.jp)
映画「パーフェクトデイズ」を観たあと、現代舞踊に興味のあるつれあいが劇中に登場していた田中泯つながりで公演情報を入手
3階指定席で一名9,500円税込みという結構なお値段であった
よく映画や展覧会に出かける方だと思うが、それらの価格と比べるとやはり舞台は高額だ
帰省ついでの観覧というか観覧ついでの帰省というか、これだけ鑑賞しに京都まで行くこともないだろうけど、ともかく帰省と観覧の両者を兼ねてである
7:45 熊本空港発、連休前半だが朝も早いので駐車場に空きはあった
実家に立ち寄り荷物を下ろしてから電車を乗り継ぎ会場へ
ところがことごとく駅でタイミング合わなくて移動に想定以上の時間を要し、最後は小走りで時間ぎりぎりに入場
やれやれ
なかなかの満席に見えた
13:05 予定より5分ほど遅れて開演
雨音が響き続ける暗い舞台を長衣の人物がごくゆっくり横切ってゆく
遠いし暗いし視力も悪いしで詳細は判別できなかったのだが何かをかかげているように見えた
伝統楽器のショウの音色にも聞こえたが、後から調べるとやはりそのようで、出演していたのは高名な演奏家であった
ステージは終始暗く、中央が浅く水のたたえられたプールとなっているのに気づくのにも時間を要した
スクリーンには田中の演技が投影され、床のプールにも水鏡として映る演出
連れ合いは持参した単眼鏡で見ていた
後半は漱石「夢十夜」と中国古典「邯鄲」の語りの字幕がスクリーンに映る
田中泯のミニマムな動きと坂本龍一の音楽と相まって、最後は自席後方から軽いイビキも聞こえた(高額なお昼寝タイム)
いや、自分も早朝出発の移動で少し疲労しておったことから終盤で意識が飛びかけた、危ない危ない(つれあいも危なかったらしい)
ステージまで遠かったけどスクリーンで演技も見れたし、でもそれなら映像だけ見てても良かったんじゃないかと思ったり
舞台近くで見れていたら感想も違ったかもしれない(S席15,000円はさすがに手が出せず)
終演後に通った平安神宮ではフリーマーケットが開催され賑わっていた
15:30 子の下宿に立ち寄り本棚組立など
18:00 帰宅、弟家族とコロナ振りに再開
姪は留学から帰国し復学中でアマゾン合同会社への入社を目指している由