アーノルド・ローベル展「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念
小学校の教科書に採用されているため、強力な知名度と親しみを誇る「がまかえ」。
巡回展が近くに来たので見てきた。
会期は6月18日から8月21日まで。
一般1,300円、中学生以下は無料。今回は前売り券1,100円を購入済み。
展示室は小学校低学年ぐらいの小さいお友達がたくさん。
直筆原画多数なのだが、なかでも編集者とローベルのやりとりが遺されたレイアウト原稿が興味深かった。編集者が「いいね」「これ好き」とか「これダメ」とかけっこう強く指摘しているのに対して、ローベルが素直に従って修正かけたりこだわりを見せてそのまま行くよ!と宣言したり。
加藤久仁生の新作というアニメーションも、原作の柔らかい雰囲気が出ていてよかった。
個人的には、ローベルが晩年に同性愛者であることを宣言してからの闇というか葛藤が知れると良かったのだが、たぶん誰も求めてないよね。
巡回展ということもあり、展示はジョゼットや段ボールを使って運搬しやすく、でも作品の雰囲気と似合うかわいさになっていた。
出口の販売コーナー。荒稼ぎの場である。一万円とか購入している人がいたよ。スゲー
がまくんのシルエットオレ660円税込みだったが、昼時ということもあり長蛇の列で諦めた。
巡回スケジュールは以下。
(終了)PLAY!ミュージアム、ひろしま美術館、伊丹ミュージアム
(現在)長崎県美術館
(予定)いわき市立美術館
どっかの施設で予算が算段できたら延長されるかな…?