2024年ログ2

2024/1/2

読書2

約束の果て 黒と紫の国、高丘哲次、新潮社、2020年

ファンタジーノベル大賞2019の受賞作。小説と偽書が交互に語られ、現代のパートで混然一体となる。著者の新作『最果てのゴーレム』が書評で激賞されていたので予習として。

 

映画2

ライダーズオブジャスティス、マットミケルセン。

ミケルセンは007やファンタビでびしっと決めた悪役のイメージだったが、本作は坊主にヒゲの暴力オヤジとして登場。妻をテロで失った軍人がギャング団への復讐に立ち上がるという、あるあるストーリー。家族愛や友情をからめるだけじゃなく、チームを組むことになった統計学の専門家やハッキングのプロなどメンバーたちも、それぞれ悩みやら傷やらを抱えていたりするのが現代的。

 

読書3

地図バカ、今尾恵介、中公新書ラクレ、2023年。

類を見ない地図研究家の今尾氏の新作。原題は「地図のある人生」で『中央公論』連載をまとめたものというが、著者が前書きでも述べているように直球というかずいぶんなタイトルだ。内容は地図に興味を持った幼少期から先人たちの業績、貴重な地図の紹介、地図で机上旅行、地名駅名など。中学校時代の手書き地形図は見事な仕上がりで、現在に至る第一歩(いや、地図なので一枚目か)。

 

映画3

ゴーストバスターズ/アフターライフ。2021年。

ゴーストバスターズのリメイク。これの続編の予告編を映画館で見たので。大ヒットした前作はテレビで見たと思うが「巨大化したマシュマロマンを退治して全身マシュマロまみれになった主人公たち」のシーンのみ記憶している程度。続編の2も存在を忘れていた。王道のストーリーなので前作を見てなくても楽しめるが、見てたら楽しかったのかも。(巻末のシガニー・ウィーバーによる超能力テストのシーンとか、全く意味が分からんw)前作のテーマとロゴは名作だと改めて実感。